研究科長あいさつ

ヒューマンヘルスケアサイエンス&アートの探求
人間性豊かな研究者・教育者、高度な知識・技術をもつ専門職をめざして
急速に進む少子高齢化、拡大する格差、多様化するライフスタイル、増加する慢性疾患や要介護者等、社会がかかえる様々な問題の中で、人々の健康と生活を支える保健医療福祉分野の専門職の役割は、ますます重要となってきています。わが国は、人類の歴史の中でかつて経験したことのない超高齢社会にあって、今後も持続可能な社会を築いていかなくてはなりません。そのような中、各分野の高度専門職として社会に役立つためには、「教科書に書かれたこと」や「国際雑誌等に発表された海外の研究成果」だけでは不十分です。これまで大学等で学んだこと、専門職として経験したことを発展させ、より深い知識や洞察、そして応用の利く技術を身につけ、さらには、具体的な問題解決に向けた調査や研究を行い、その成果を社会に発信していくことが求められています。
本学は、平成11年に開学以来、15年には大学院健康科学研究科博士前期(修士)課程を、17年には博士後期(博士)課程を開設するとともに、20年には栄養学科を新設して、保健医療福祉分野の高等教育機関として基盤を築いてきました。本学の特徴は、看護、理学療法、社会福祉、栄養という4つの専門領域で学部教育を行い、多職種連携を担うことのできる専門職、すなわち多面的な考え方や行動のできるヒューマンケアの担い手を育成することにあります。大学院においては、博士前期および後期課程の4分野を、学部学科に連動させ、地域保健福祉学分野、理学療法学分野、健康栄養科学分野、看護学分野としています。その中で地域保健福祉分野は、多職種連携や学際的研究を志向した特徴的な分野であり、ヘルスプロモーション、精神保健学、生活環境学、生活支援福祉学から構成され、学部の4学科に所属する教員が連携・協力して指導にあたっています。
学部を卒業しさらに研鑽をつみ、研究を進めたい人にとっても、また社会人としての勤めを果たしながら、人々の健康やより良い生活を支えるための研究を行いたい、そして専門職として高度な知識や技術を身につけたいという人にとっても、本学の大学院はそれぞれの「自己実現」の場としてふさわしい環境を提供しています。高度専門職や研究者・教育者の道を志し、本学大学院の教育目標である「ヒューマンヘルスケアサイエンス&アートの探求」に共感する皆さんとともに、このキャンパスで学び、研究できることを、教員一同心よりお待ちしています。
青森県立保健大学大学院 健康科学研究科長
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